fbpx

第107回 信州ファミリー夏の恒例イベントといえば…?

それは魚つかみです!

Image
魚つかみ大町地区

移住する前は夏のイベントといえば“海水浴とスイカ割り”だとずっと思っていたのですが、こちらに来て子育てし始めて知ったのは、信濃の国ではそれが“魚つかみ”になるという衝撃の事実でした。

子ども会行事でも夏の恒例企画は魚つかみだし、保育園でも地元漁協の方の協力で魚つかみをさせていただいて、たくさんの川魚を持って帰ってきます。最初はさばき方もわからないし、小さな園だったこともあって、園児ひとりひとりがすごい量をもらってきて、戸惑った思い出があります。

Image
魚つかみ

一度にニジマスを10匹以上を手早くさばけるようになり、しっかり信濃の国の主婦になりました。

わが子の初・魚つかみは、地元企業の夏の感謝祭でした。家庭用プールの大きいやつに氷が入れてあり、ニジマスが泳いでいました。瞳を輝かせて見入る息子に負けて、初めて魚つかみの列に並びました。確か息子は当時3歳ぐらいで、水の冷たさに泣きそうになりながらも1匹、やっと捕まえてニカッと笑顔を見せていました。

その一年後、家族で行った釣り堀で漁協の方に簡単なさばき方を教えてもらうことになるのですが、その感謝祭でとった一匹と、保育園の未満児クラスで初めて大量のニジマスを持ち帰ったとき(幼児クラスの子たちがつかんできたおすそ分け)は、「信州の主婦はこれをどうさばくのか?」と、途方にくれたものです。

漁協の方に教えてもらったさばき方はハサミを使った簡単なやり方で、その後、小学校に入学して子ども会育成会の魚つかみに参加した時にも役立ちました。子どもが楽しすぎて10匹以上ものニジマスを子どもがつかんでしまっても「お~よくやった!大漁だね」と、余裕をかませるほどには、肝の据わった信濃の国の母になれました。

Image
川魚イメージ

とって食べる&売る経験をたくさん積む、大町の子どもたち

魚つかみだけでなく大町の子どもたちは“とって食べる”経験をたくさんさせてもらえます。保育園では畑の経験を積み、園によっては米作りもやります。わが家の息子は、年中クラスの時には畑に植わっている状態でほとんどの野菜を言い当てることができるまでになりました。大根も抜いたし、じゃがいもも掘ってたくさん持ち帰りました。

Image
農業イメージ

市内のほとんどの小学校では、5年生の総合的な学習の授業で米作りを経験します。作った米は親子レクで調理したり、授業参観で販売したりします。学校や学年によっては大豆や小麦を育てて加工、食べたり販売したりもします。子どもが収穫した野菜や米を家で調理して食べる時、ちょっと誇らしげな息子の顔が食卓にあったことを未だに思い出します。

米作りは小学5年生の社会科の単元です。日本の食料生産の学習として、米作りに適した地域などを学ぶのですが、教科書だけでなく実体験を交えて学べる環境はがあるのは、田舎ならではのメリット。都会育ちではちょっと出来なかったことだなぁと思うのです。

Image
米作りイメージ

 


 中山亜輝子(大町市定住促進アドバイザー)
中山さんの運営するブログサイト「長野移住ブログ|信州きたのあづみの暮らし